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Welcome to Yuzaki Lab
    慶應義塾大学医学部柚崎研(神経生理学)では「神経活動や環境の変化が、どのようにして記憶・学習を引き起こし、どのように神経回路網そのものを変化させるのか」というテーマに沿って研究を行っています
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2018

新しい光遺伝学ツールPhotonSABERによってLTDと運動学習との因果関係が明らかに(Neuron)2018.08.17.
Wataru Kakegawa, Akira Katoh, Sakae Narumi, Eriko Miura, Junko Motohashi, Akiyo Takahashi, Kazuhisa Kohda, Yugo Fukazawa, **Michisuke Yuzaki, *Shinji Matsuda.  Optogenetic Control of Synaptic AMPA Receptor Endocytosis Reveals Roles of LTD in Motor Learning. Neuron in press, 2018.*Co-corresponding authors; **Lead Author

神経活動依存的に起きるシナプス後部でのAMPA受容体のエンドサイトーシスが、長期抑圧(LTD)の実体と考えられています。しかし個体レベルの記憶・学習が、果たしてシナプスレベルのLTDと因果関係があるのかどうかは十分にわかっていませんでした。このNeuron論文では、光照射によってLTDを制御できる新しい光遺伝学的ツールPhotonSABERを用いることにより、小脳平行線維ープルキンエ細胞間シナプスでのLTDこそが、眼球運動学習に必須であることを直接示すことに成功しました。掛川准教授、松田准教授(電通大)を中心として、加藤准教授(東海大)・深澤教授(福井大)・幸田教授(聖マリ医大)との共同研究の成果です。

小脳神経回路における内在性Nuroligin-1の細胞および細胞下レベルでの局在(Cerebellum)2018.07.26.
Kazuya Nozawa, Ayumi Hayashi, Junko Motohashi, Yukari H. Takeo, Keiko Matsuda, Michisuke Yuzaki.  Cellular and Subcellular Localization of Endogenous Neuroligin-1 in the Cerebellum. Cerebellum in press, 2018.

免疫組織染色に使用できる抗体が無いために、神経細胞のどの部位にNeuroligin-1が局在するのかこれまでよく分かっていませんでした。今回、博士課程1年生の野澤くんは、HAエピトープタグをNeuroligin-1遺伝子に挿入したマウスを用いることにより、抗HA抗体を用いて小脳におけるNeuroligin-1の局在を初めて明らかにしました。マウス作出は林研究員が行いました。

Cbln1投与によるCbln1欠損マウスの失調歩行の改善(Sci Rep)2018.04.18.
Takeuchi E, Ito-Ishida A, Yuzaki M, Yanagihara D.  Improvement of cerebellar
ataxic gait by injecting Cbln1 into the cerebellum of cbln1-null mice. Sci Rep 8:6184, 2018.

Cbln1欠損マウスでは顕著な歩行失調がみられます。成熟後のマウス小脳にCbln1タンパク質を直接注入するとこの失調歩行が改善します。しかし一体どのような歩行なパラメーターが改善するのかはよくわかっていませんでした。本論文では歩行キネマティックスの解析によりこの点を明らかにし、小脳失調による歩行障害の治療を考える上での基礎的な知見をもたらしました。東京大学柳原研の竹内さんのお仕事です。柚崎研の石田さんがCbln1欠損マウスへのCbln1注入実験を行いました。