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Welcome to Yuzaki Lab
    慶應義塾大学医学部柚崎研(神経生理学)では「神経活動や環境の変化が、どのようにして記憶・学習を引き起こし、どのように神経回路網そのものを変化させるのか」というテーマに沿って研究を行っています
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教授 柚崎通介

2016Yuzaki

myuzaki@a5.keio.jp

2018年を迎えて:

自然免疫系で異物を認識する分子である補体C1qは進化的に古い分子です。C1qに似た分子群は「補体ファミリー分子」と呼ばれ、面白いことに中枢神経系においてシナプス機能を制御することが近年明らかになっています。

小脳においては、平行線維(顆粒細胞の軸索)から補体ファミリー分子Cbln1が分泌され、シナプス前部のニューレキシン(Nrx)とシナプス後部のδ2型グルタミン酸受容体(GluD2)に結合することにより、平行線維―プルキンエ細胞シナプスが形成・維持することを私たちは報告しました(Science 2010; 2016)。下オリーブ核の軸索(登上線維)からは補体ファミリー分子のC1ql1が分泌され、プルキンエ細胞の7回膜貫通型接着分子であるBai3と結合することにより登上線維ープルキンエ細胞シナプスの成熟と維持を制御します(Neuron 2014)。

海馬の苔状線維(歯状回顆粒細胞の軸索)からは補体ファミリー分子C1qL2とC1ql3が分泌され、CA3錐体細胞において苔状線維シナプス後部へのカイニン酸受容体の集積を決定することも報告しています(Neuron, 2016)。

2018年も引き続き、補体ファミリー分子に焦点を当てて中枢神経系におけるシナプス形成・維持・除去過程の解明を目指して教室一丸となって引き続き研究を進めています。

平成29年の教室人事としては、井端君が聖マリアンナ医科大学生理学教室に異動し、4月より石田助教、12月より山崎助教がアメリカより赴任しました。平成30年4月より竹尾助教(特任)がStanford大学に留学し、入れ替わりで自治医大より須山助教(特任)および高津戸さんが修士課程大学院生として新たに教室に参加しました。

柚﨑は引き続き日本医療研究開発機構(AMED)にプログラムスーパーバイザーを務め、脳科学関連学会連合の将来構想委員長、日本神経科学学会理事を務めます。平成31年に神戸で行われるアジア大洋州生理学連合(FAOPS)会議の組織委員も引き続き務めます。これらの仕事を通じて、次の世代の神経科学研究者の育成に貢献できればと考えています。

今後もより一層のご指導ご鞭撻をお願い致します。

—-以下いつもの自己紹介—–

好きなこと:
・科学的なディスカッション。
・本屋と文房具屋でうろうろすること。
・読書(濫読)。吉村昭・塩野七生・米原万里が好きですが読み尽くしました。
・おいしいものを食べること。体重は単調増加中で、悩みの種です。

嫌いなこと:
・形式と建前。「本音」が良いですね。
・わさび漬け。らっきょう。
・眠れない夜。最近不眠症気味。
・頭髪の減少傾向。

エッセイもご参照下さい。

ゑれきてるインタビューも。

履歴書はこちら。