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Welcome to Yuzaki Lab
    慶應義塾大学医学部柚崎研(神経生理学)では「神経活動や環境の変化が、どのようにして記憶・学習を引き起こし、どのように神経回路網そのものを変化させるのか」というテーマに沿って研究を行っています。詳しくはこちら
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2021

■リガンド指向性2段階ラベリング法を用いたグルタミン酸受容体輸送過程の定量(Nat Commun)2021.2.5

Ojima K, Shiraiwa K, Soga K, Doura T, Takato M, Komatsu K, Yuzaki M, Hamachi I, Kiyonaka S. Ligand-directed two-step labeling to quantify neuronal glutamate receptor trafficking. Nat Commun. 2021 Feb 5;12(1):831. doi: 10.1038/s41467-021-21082-x.

私たちの脳では興奮性神経伝達はグルタミン酸によって担われており、とりわけAMPA型グルタミン酸受容体は速い神経伝達を伝える重要な受容体です。シナプス後部におけるAMPA受容体の数が長期的に変化することこそが、記憶の最も基礎的な過程と考えられています。この受容体の輸送過程を可視化して定量するために、2017年に新しい化学ラベル化法を開発しました。この論文ではこのラベル化法をさらに改良し、より短時間のラベリングが可能となりました。またNMDA受容体のラベル化法も示されています。本研究は名古屋大清中研によるもので、京大浜地研との共同研究の成果です。

■新しいエピトープタグの開発と有用性(Bioorg Med Chem)2021.1.15

Thimaradka V, Hoon Oh J, Heroven C, Radu Aricescu A, Yuzaki M, Tamura T, Hamachi I.  Site-specific covalent labeling of His-tag fused proteins with N-acyl-N-alkyl sulfonamide reagent. Bioorg Med Chem 2021 Jan 15;30:115947. doi: 10.1016/j.bmc.2020.115947.

タンパク質の特定の部位に、新しい機能をもつアミノ酸残基を導入する技術は、さまざまな分野で重要です。このために、まずタンパク質の特定の部位にエピトープタグを導入することが行われます。このエピトープタグは、できるだけ本来のタンパク質の機能を損なわず、かつ特異的に化学修飾されることが必要です。本論文ではヒスチジン(H)とリジン(K)からなる、短いエピトープタグKH6やH6Kの有用性を示しました。本研究は京大浜地研との共同研究の成果です。