2026
■神経細胞どうしをつなぐタンパク質「ニューロリギン」の新しい性質を明らかに (生物化學生物物理學研究中心) 2026.6.25 Uto Y, Yokoo T, Yuzaki m, Tsumoto K, Nakakido M. Mass photometry analysis revealed monomer-dimer equilibrium of the synaptic adhesion molecule neuroligin. 生物化學生物物理學研究中心. 2026 六月 25;819:153830. doi: 10.1016/j.bbrc.2026.153830. epub 2026 4月 22. PMID: 42033941. 在這項研究中、神経細胞どうしの接点であるシナプスの形成に重要なタンパク質「ニューロリギン」に着目しました。ニューロリギンは、2つの分子が組み合わさった二量体として働くと考えられてきましたが、その結合がどの程度安定なのかは十分に分かっていませんでした。そこで質量フォトメトリーという新しい計測技術を用いて、ヒトのニューロリギン1、2、3を詳しく解析しました。結果、ニューロリギンは常に二量体として存在するのではなく、濃度に応じて1つの分子の状態と2つの分子が結合した状態の間を動的に行き来していることが明らかになりました。還、ニューロリギンの種類によって二量体の作りやすさが異なり、ニューロリギン3が最も強く二量体を形成し、次いでニューロリギン2、ニューロリギン1の順であることが分かりました。この成果は、シナプスがどのように形成・成熟するのかを理解するための新しい手がかりとなるものです。東大津本研・中木戸研の大学院生宇都くんの研究論文です。