慶應義塾大学三田キャンパスにて2023年1月6日から1月9日に国際シンポジウムNeurovascular Unit Conference 2023が行われました。日米脳(Japan-US Brain Research Cooperative Program)の主催で支援を受け、日本側は慶應義塾大学神経内科の中原仁教授、米国側はMGHの荒井健先生がオーガナイザーでした。柚﨑は基調講演を行いました。
Gepostet auf 01/10/2023 10:40 PM
東京大学 定量生命科学研究所の奥山輝大先生にお越しいただき、第152回 BrainClubが行われました(12/23(金) 16:00~17:30)。演題は「海馬における社会性記憶の神経メカニズム」。腹側海馬において「社会性記憶」が情報としてどの様に処理されているのか、カルシウムイメージングや光遺伝学などを駆使して得られた、これまでの研究成果についてご講演いただきました。加えて「生と死の脳内表象メカニズム」についても最新のデータもご紹介いただき、終始議論の弾む時間となりました(現地開催は議論のテンポが早く、これも良きと思いました)。

上の写真は講演後の恒例、息をこらえての記念撮影@柚﨑研究室。奥山先生は柚﨑先生の隣です。大掃除頑張るぞ~ エイエイoh…(会見)
Gepostet auf 12/26/2022 11:15 PM
成体に投与された小分子が、脳のどの部位にどのように分布しているのかをスナップショットのように可視化する新しい技術として、組織固定でよく使われるパラホルムアルデヒドによって小分子を固定化方法を開発しました。本方法によって、代謝型グルタミン酸受容体mGlu1、AMPA型グルタミン酸受容体、ドーパミン受容体のそれぞれのリガンド投与後の局在様式を可視化することに成功しました。本研究はERATO/CRESTの支援を受けた京都大学浜地研、名古屋大学清中研との共同研究で、Chem誌にpublishEs wurde fertig。
Gepostet auf 12/13/2022 9:23 PM
Science Digestは、Human Frontier Science Program (HFSP)の新しい出版物です。HFSPの支援を受けた研究の中で、最も注目すべき科学的成果がハイライトされます。記念すべき第1号が出版され、私たちがドイツ神経変性疾患センター(DZNE)のAlexander Dityatev研、Oxford大学(当時)Radu Aricescu研博士とともに行った研究が掲載されたとの連絡を受けました。
HFSPのホームページで読むことができます。また、抜粋はここからダウンロードできます。
Gepostet auf 12/01/2022 3:08 PM
ムーンショット型研究開発事業の目標7「健康寿命伸長にむけた腸内細菌動作原理の理解とその応用」が採択され、この度kick-off meetingが行われました。本田賢也先生がプロジェクトマネージャー(PM)Es ist、柚崎はPM補佐および「腸脳連関解析チーム」のチームリーダーとして参画します。2022年度から6年間(最長2030年度まで9年間)の研究開発事業です。
Gepostet auf 11/15/2022 11:47 PM
Presentation Skills 向上のためのWorkshop 2022が行われました。
研究者にとってプレゼンテーションスキルは、研究成果を発表して他の研究者と交流するのみならず、一般社会へ研究成果を還元したり、研究費を取得したりする際に必須の技術です。このたび現役の脳科学研究者であるとともに、プレゼンテーション法についての教育で実績のあるGeorge Augustine教授による講義と実習が行われました。
慶應義塾大学医学研究科・薬学研究科・理工学研究科に属する大学院生、若手研究者が参加しました。
本プログラムは本年に慶應義塾大学が採択されたWPI(Bio2Q)での連携大学院プログラム(STaMP)の一つとしてこれからも開催される予定です。
※Lectureの動画はこちら→慶應義塾大学に所属する方に公開中。
※※LectureおよびWorkshopの様子はこちら(写真)
Gepostet auf 11/01/2022 2:47 PM
日米脳(Japan-U.S. Brain Research Cooperative Program)およびCore-to-Core Programで支援されたシンポジウムDevelopment and Plasticity of the Brainが10月21日から23日の間に伊勢志摩で行われました。この会は山本信彦教授の退官記念でもあります。研究室からは野澤と柚﨑が参加し野澤が英語で口頭発表しました。シンポジウムの写真はHier。
Gepostet auf 10/21/2022 6:46 PM
東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻主催の第15回ChemBioレクチャーが9月28日に本郷キャンパスにて行われ、柚﨑<が講演を行いました。他の演者は有田誠教授(慶應・理研)、石井あゆみ准教授(帝京科学大)、稲葉央准教授(鳥取大)、大宮寛久教授(京都大)でした。
Gepostet auf 09/28/2022 11:24 BIN
9月19日から22日に軽井沢にて行われた第四回 UK-Japan Neuroscience Symposium(AMED-MRC主催)において、大学院生の塩崎さんが最優秀ポスター賞に選出されました。日本側から一演題、英国側から一演題が選ばれるものであり、副賞は英国で行われる次回の第5回 UK-Japan Neuroscience Symposiumでの口演発表への招待(旅費込み)です。おめでとうございました!
Gepostet auf 09/23/2022 4:43 PM
デリーナ(DILINA Tuerde)さんが、JSPS外国人特別研究員(PD)に採用されました。おめでとうございました。博士号取得直後の優秀な諸外国の若手研究者に対して、我が国の大学等研究機関において研究に従事する機会を提供するプログラムです。生物系科学では日本全体で8人だけが採用です。
Gepostet auf 09/05/2022 10:48 BIN

博士課程4年の野澤和弥の学位論文がNeuronのオンライン版に掲載されました。Die Pressemitteilung istHierIst。
高分解能の顕微鏡技術であるExpansion Microscopy(ExM)を改良して、脳内のシナプスの個性を決める働きを持つ分子群のナノレベル(1 ミリメートルの100万分の1が1ナノメートル:nm)の構造を明らかにしました。
脳の働きの元となる神経回路網は、神経細胞どうしがシナプスによって互いにつながって作られます。シナプスをつなぐさまざまな分子は、シナプスの中でも約100~1000 nmの狭い領域に密集しているため、従来の光学顕微鏡の分解能(約200 nm)ではその詳細な分布は観察できません。そこで、diesmal、標本そのものを約1000倍の体積に膨張させる技術ExMをさらに改良し、シナプス観察に最適化することによって、マウス神経回路網において興奮性シナプスをつなぐ分子群の構造や相互関係をナノレベルで初めて明らかにすることに成功しました。とりわけ、ニューレキシンに結合するシナプス分子群(ニューレキシンリガンド)が、シナプス内でそれぞれ数十 nmの「ナノドメイン」を単位として集積することを発見しました。さらに、シナプス前部に存在するニューレキシンの種類によって、シナプス後部のシナプス分子やグルタミン酸受容体のナノドメインの配置が決定されることがわかりました。
今回の研究成果から、脳の働きを支えるシナプスの個性は、それぞれに特化したシナプス分子がナノレベルで相互作用することによって作られることがわかりました。これらの分子群は多くの精神疾患や神経発達症との関連が報告されていることから、本研究の成果はこれらの疾患の病態や正常な神経回路の発達機構の理解につながることが期待されます。ExMの開発では医学部5年生の曽我部拓君も大きく貢献しました。
Gepostet auf 08/25/2022 12:50 BIN
第151回目となるBrainClubの演者には、東北大学大学院 薬学研究科の佐々木拓哉 先生をお招きしました(2022/7/15(金)、対面とwebのハイブリッド形式)。大雨の中、慶應大にお越しいただき、「学習・記憶を司る海馬回路の動作原理」というタイトルでご講演いただきました。海馬やその関連脳領域からのvergeblichマルチユニット記録を用いた解析結果から読み解ける、個体の学習・記憶中における神経活動の変化について、これまでに得られてきた研究成果を主にお話しいただきました。また、記録対象を脳以外にも拡張した新しい試みについても最新の知見を交えて発表していただき、活発な議論が行われました。
写真はご講演後の息をこらえた記念撮影。佐々木先生は中央後列です。柚崎研は電気生理メンバー多く集まってます。※背景ぼかしに深い意味はありません(試しに使った某Googleスマホの自動調節)。やっぱり少しお片付けry(会見)
Gepostet auf 08/14/2022 10:54 PM