第149回 Brain ClubにはAllen Instituteの萩原 賢太先生をお招きし、リアルタイムオンラインにてご講演いただきました(2022年4月27日)。生物の恐怖状態を制御する神経回路モチーフについての研究成果に加え、より一般的な快・不快情動の制御に関する最新の知見を含めて、議論していただきました。新天地であるAllenの新部門「Allen Institute for Neural dynamics」を舞台に、「In vivo physiology」の今後の展開が楽しみです(某Podcastも?)。(会見)

上画像は講演後のスクリーンショット、萩原先生は上段の左から二番目(画像クリックで拡大)。カメラONの参加者を抜粋しております。参加者多数につき画面外に溢れ出てしまったかもしれませんが、ご容赦ください。※事務局は撮影係になりきるため映っていない「仕様」です。
posted on 05/07/2022 9:00 PM

脳科学の入門書として好評を博したブレインブックの改訂版が出ました。基本的な脳の構造と機能をCGやイラスト・写真でわかりやすく解説した一般書です。脳イメージングや自由意志など最新の研究結果も紹介されています。養老孟司先生が監修で順天堂大内山安男先生と柚崎が翻訳しました。
posted on 03/18/2022 11:21 PM
2/24 (木)、理化学研究所 脳科学研究センターの長井淳先生にお越しいただき、第148回 Brain Club「脳機能とアストロサイトの関係性を紐解く多面的アプローチ」が開催されました。脳機能を制御するグリア細胞の積極的な役割について、これまでの研究成果に加え、長井先生率いるグリア―神経回路動態研究チームによるこれからの研究戦略についてもお話しいただきました。グリア細胞と神経細胞がどの様にお互いを支えて(従えて?)いるのか、参加場所を問わず活発な議論が終始交わされました。

長井先生、柚﨑先生、柚﨑研スタッフ陣、柚﨑研の学生陣で、講演後に記念撮影
※右から3番目が長井先生です。
posted on 02/25/2022 10:48 PM
東京大学大学院工学研究科から平林祐介先生をお招きして、1月27日に第147回 Brain Clubが行われました(オンライン&オンサイトのハイブリッド形式)。連続切片電顕画像の効率的かつ定量的な解析を可能にする技術や、神経細胞における小胞体―ミトコンドリアの興味深い役割についてご講演いただきました。CLEMを使った3次元再構築(xyz軸で組みあがっていく動画格好良い)、将来やってみたい解析の一つ(会見)。

喋ってはいけない記念撮影@セミナー室※奥列の右から2番目が平林先生です
posted on 02/03/2022 11:31 PM
世界脳週間2021の一環として、高校生を初めとする多くの方々に、慶應義塾大学医学部の脳神経科学関連教室で行われている研究のようすを「脳学問のすゝめ」としてオンデマンドで配信しています。多くの方々にご視聴いただくようにぜひ情報を拡散してください。
—
1. 研究講演
「世界脳週間の開催にあたって」 金井隆典教授 (医学部長)
「細胞たちが脳を作るしくみ」 仲嶋一範教授 (解剖学教室)
「シナプスこそすべて」 柚﨑通介教授 (生理学教室・神経生理学)
「iPS細胞技術による再生医学・疾患研究」 岡野栄之教授 (生理学教室・神経科学)
「新たな光学技術で見えなかったものを見る」 塗谷睦生准教授 (薬理学教室)
「脳機能の観察と操作」 田中謙二教授 (先端研・脳科学・精神神経科訪問研究員)
2. バーチャルラボツアー
普段は入ることのできない研究室。どんな場所でどのように研究を進めているのか、研究者が5つの研究室をご案内します。
紹介研究室:解剖学教室, 生理学教室 (神経生理), 生理学教室 (神経科学), 薬理学教室, 先端研・脳科学研究部門
主催:慶應義塾大学医学部・神経科学関連研究室/NPO法人 脳の世紀推進会議
後援:慶應義塾大学医学部
posted on 01/29/2022 6:08 PM
日本神経
科学学会の会長としての年頭のあいさつです。皆様今年も頑張りましょう!
posted on 01/12/2022 8:19 PM
12月8日に第146回Brain ClubとしてJohns Hopkins大学医学部(Department of Cell Biology)の渡邊 重喜先生をお迎えしました。「Mechanisms of Synaptic Transmission」と題して、急速凍結法を用いたシナプス前部でのエンドサイトーシス機構について最新のお話しをしていただきました。今回はオンラインセミナーで14時間の時差を越えて2日にわたって行っていただきました。写真はセミナー後に行われた個人面談後のsnapshotです。
posted on 12/08/2021 5:36 PM
竹尾さんの総説「Purkinje Cell Dendrites: The Time-Tested Icon in Histology」がSpringerからの単行本「Cerebellum as a CNS hub」に出版されました。プルキンエ細胞をモデルとして、神経細胞の樹状突起の発達過程とその分子機構について、竹尾さん自身の仕事を含めてこれまでの研究成果をまとめた総説です。
posted on 11/27/2021 3:35 PM
第145回Brain Clubは東京大学大学院医学系研究科・統合生理学分野の大木研一先生を迎えて行われました。「マウスの視覚・サルの視覚」と題して、最新の大規模Caイメージング技術やトレーシング技術を用いて、網膜から高次視覚野に至るまでの視覚情報処理経路の異同についてお話しいただきました。マウスはマウスであり、非ヒト霊長類とさまざまな点で異なると同時に、計算原理としては共通している点を学ばせていただきました。今回も対面と同時にZoomでハイブリッドセミナーとなりました。
posted on 11/05/2021 7:50 PM
髙野哲也助教がJSTさきがけ「多細胞システムにおける細胞間相互作用とそのダイナミクス」領域(高橋淑子研究総括)の3期生に採択されました。おめでとうございます!
posted on 09/27/2021 10:08 AM
COVID-19の影響で2020年2月より1年半にわたって延期していた第144回Brain Club Seminarを行いました。東京大学大学院理学系研究科の鈴木 郁夫先生による「大脳皮質発生と進化を制御するヒト固有プログラム」でした。
十分なスペースと感染防御態勢の元で行う対面式講演に加えて、同時にZoomでもリアルタイム配信するハイブリッド開催でした。
対面・Zoomともに活発な質疑が行われ、久しぶりのBrain Clubを皆で大変楽しみました。(写真撮影時のみマスクを外して息をこらえています。)
posted on 09/03/2021 11:49 PM
髙野哲也助教が、2021年度の日本神経科学学会奨励賞を受賞しました!おめでとうございました。受賞業績については、Neuroscience Research誌に総説として掲載されます。表紙の写真にも採択されました。
posted on 07/30/2021 9:56 AM