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Welcome to Yuzaki Lab
    慶應義塾大学医学部柚崎研(神経生理学)では「神経活動や環境の変化が、どのようにして記憶・学習を引き起こし、どのように神経回路網そのものを変化させるのか」というテーマに沿って研究を行っています。詳しくはこちら
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日本学術会議会員に選出されました

日本学術会議の第26-27期会員(第二部:生命科学)に柚崎が選出され、10月2日に、総理大臣官邸にて任命式が行われました。6年間の任期で、第25期の基礎医学委員会の副委員長を務めます。

posted on 10/02/2023 7:16 PM

第5回UK-Japan Neuroscience Symposiumが行われました

第5回UK-Japan Neuroscience Symposiumが8月31日から9月2日の日程でイギリスのWalesで行われました。柚崎研からは大学院生の塩崎さんが口頭発表、高杉くんがポスター発表を行いました。高杉くんが優秀ポスター賞に選ばれました。おめでとう!!賞品として次回の第6回Symposiumに招待発表される予定です。なお、塩崎さんは第4回のUK-Japan Neuroscience Symposiumにて優秀ポスター賞に選出されたために、今回は口頭での招待発表でした。柚崎研から2年連続の快挙です。

posted on 09/06/2023 1:46 PM

中川輝良博士を迎えて第160回Brain Clubを行いました

第160回のBrain Clubは一時帰国中の中川輝良先生(Vanderbilt大学)をお迎えしました。演題は「Visualizing putative ions and water molecules in the ion conduction path of the AMPA receptor」です。AMPA受容体は中枢神経系における速い興奮性伝達の担い手であり、その構造と機能の解明は基礎科学的のみならず臨床的な応用の可能性が広がる重要なテーマです。中川博士はクライオ電顕を用いて、2.3Åに達する解像度によってCa2+透過型AMPA受容体の構造を明らかにされました。面白いことにチャネル開口時にAMPA受容体に高度に保存されているゲート(SYTANLAAF)が開いた時に、同部位にCa2+に結合することをお話いただきました。おそらくNa+等の他のイオンの流入を阻害するとともに、効率的なCa2+透過性を実現するためのメカニズムと考えられ、一同興味深く拝聴しました。

posted on 08/31/2023 9:15 PM

鈴木基高博士を迎えて第159回Brain Clubを行いました

第159回Brain Clubは8月10日にUniversity of Amsterdamの鈴木基高博士を迎えて開催されました。演題はGeneral anesthesia decouples cortical pyramidal neurons: an updateです。対面のみの開催で、かつ夏季休暇中なので人が少ないことを危惧しましたが、多くの方が参加して活発に議論が行われました。(写真を撮るタイミングを逸してしまって写真には一部の者しか載っていません)。

posted on 08/10/2023 11:01 AM

デリーナさんがポスター賞を受賞

国際共同研究加速基金(国際先導研究)「記憶メカニズムの多次元解析–nmからメゾスケール/ミリ秒から日スケールまで」の第一回のRetreatが御殿場にて8月5日から8日まで行われました。Max Planck Florida Institute of Neuroscience (アメリカ)およびInterdisciplinary Institute of Neuroscience (IINS) -ボルドーNeurocampus(フランス)および国内(京大・慶應・東大・新潟大・遺伝研)から多くのPI・ポスドク・研究員が集い、連日遅くまで議論が行われました。柚﨑研から口演およびポスター発表したデリーナさんがポスター賞3名のうち1名に選出されました。お目出度うございました。このグラントの支援でこれから7年間(審査に通れば10年間)、大学院生・ポスドク・若手研究者を中心とした国際交流と共同研究の進展が期待されています。

 

 

posted on 08/08/2023 4:15 PM

野澤君が時実優秀博士研究賞を受賞しました

本年3月に学位(医学博士)を取得した野澤君が、2023年度の時実利彦記念神経科学優秀博士研究賞を受賞し仙台での日本神経科学大会にて表彰されました。野澤君は3月に慶應義塾大学で行われた学位授与式でも、医学研究科の代表に選ばれています。おめでとうございました。

posted on 08/02/2023 9:04 AM

会見君の論文がpublishされました。

会見君の論文「C1ql1-Bai3 signaling is necessary for climbing fiber synapse formation in mature Purkinje cells in coordination with neuronal activity」がMolecular Brain誌にPublishされました。小脳プルキンエ細胞は幼若時には複数の登上線維とシナプスを作りますが、発達期に1本の登上線維を除いて不要なシナプスが刈り込まれます。この論文では、登上線維:プルキンエ細胞が1:1の支配様式を確立した成熟小脳においても、C1ql1やBai3の発現量を増加させることによって、再びプルキンエ細胞が複数の登上線維とシナプスを作ること、登上線維は通常は前後方向に分岐するが、新たに作られるシナプスは内外方向に分岐する登上線維の枝に由来するること、そして登上線維やプルキンエ細胞の電気活動が存在することが新しいシナプス形成に必要であることを発見しました。GluD2グルタミン酸受容体を成熟後にノックアウトした折にも、複数の登上線維の内外方向の分岐がプルキンエ細胞とシナプスを作ることが知られていますが、この現象もC1ql1-Bai3シグナリングに依存していることもわかりました。

posted on 07/25/2023 1:32 PM

第158回Brain Clubが行われました。

第158回Brain Clubを7月14日に開催しました。今回は京都府立大学の岩崎有作教授による「食関連因子の求心性迷走神経への直接作用と摂食・代謝・精神機能への連関」でした。
オンサイトのみのsemi-closedな開催でしたが、時間を超過して活発な議論が行われました。

posted on 07/14/2023 5:01 PM

第157回Brain Clubが行われました。

第157回Brain Clubを6月15日に開催しました。今回は京都大学からお越しいただいた今吉先生、道川先生の2本立てです。
・今吉 格 博士(​京都大学 生命科学研究科/医生物学研究所)「神経幹細胞の分化運命決定を担う転写因子発現動態の光遺伝学的解析」
・道川 貴章 博士(​京都大学 医生物学研究所)「脳を丸ごと見る技術とその展望」
オンサイトのみの開催でしたが、両先生のサイエンスに対する熱気に押されて活発な議論が行われました。

posted on 06/17/2023 12:58 PM

柚﨑研に入って海外留学もしよう(国際先導研究)

既にご案内しましたが柚﨑研は国際共同研究加速基金(国際先導研究)「記憶メカニズムの多次元解析–nmからメゾスケール/ミリ秒から日スケールまで」に採択されています。今後7年間(最長10年間)、ポスドクや大学院生を中心とする若手研究者の国際交流と育成に取り組みます。

ポスドクや大学院生は、この枠組みを使ってMax Planck Florida Institute of Neuroscience (アメリカ)およびInterdisciplinary Institute of Neuroscience (IINS) -ボルドーNeurocampus(フランス)に短期・中期留学できます。興味のある大学院生およびポスドクはグラントのHPをご覧下さい。ポスターは国際先導研究ポスター230613

posted on 06/12/2023 8:52 PM

第156回 BrainClubが行われました

第156回BrainClubには、理化学研究所 脳神経科学研究センター 学習・記憶神経回路研究チームのDr. Joshua P. Johansen先生をお招きしました(5/10(水) 16:00~17:30)。演題は「Constructing Emotional Representations in the Brain」です。感覚入力、身体の生理的状態、そして認知的要素が、情動を介して記憶の形成を制御するメカニズムについて、階層的かつ分散的な神経回路モデルについて最近の知見を交えお話しいただきました。当日はハイブリッド形式で行われ時間を超過して活発な議論が行われました。

posted on 05/10/2023 5:07 PM

内藤記念科学振興賞を受賞しました

2022年度(第54回)内藤記念科学振興賞を柚﨑が受賞しました。3月16日に日本工業倶楽部において贈呈式が行われました。
受賞対象研究テーマは『機能的・構造的シナプス可塑性を制御する分子機構の解明』です。共同研究者・柚﨑研の同僚やOBへの感謝が述べられました。

posted on 03/16/2023 2:27 PM